2022年10月21日金曜日

咲うアルスノトリアすんっ解説


あらすじ

1話 かたくて開かないジャムの蓋を開ける回
2話 虫が出たから掃除する回
3話 すんすんできなくなったからすんすんできる物を探す回
4話 夜間授業を受けるために珍しく夜更かしする回
5話 休日にかくれんぼしたり図書館でサンドイッチ食べたりする回
6話 はじめてのおつかい回
7話 鳥を捕まえて羽根飾り手に入れる回
8話 小アルちゃんが隙間で大冒険する回
9話 学園内で雪山遭難回
10話 歩き方レッスンを受ける回
11話 ヒゲを交換してわらしべ長者する回
12話 かたくて開かないジャムの蓋を開けたり、ジャムを空中を魔法で浮かしたり、今回だけマーマレードを塗る回


おことわり

聞くものや孤児院の情報以外はアニメ本編、そして追加でグーグルで名前検索してわかる程度の知識を書きしたためた。ゲームで得られるネタバレ情報は【】に閉じ、「聞くもの」の情報以外はなるべく最小限に抑えた。


アルスノトリア達は魔導書の擬人化。人ならざるものたち。レメゲトン5姉妹の末っ子アルスノトリアは天使の書アルス=ノトリア、三女パウリナ様は魔導書アルス=パウリナ。レメゲトン5姉妹=レメゲトンの魔導書5冊=別名「ソロモンの鍵」。ソロモンとは聖書、コーラン、魔導書などにでてくる紀元前500年のイェサレムの、天使や悪魔を召喚したと言われている賢王ソロモンの事。

アシュラムはソローさまが作った魔法学院。ペンタグラム達に魔法の知識、淑女としてのマナー、品格などを教えつつ、【秘術、奇跡、魔法を使えるものを異端審問から守るためのシェルター】

「聞くもの」はアルスノトリア達の先生【同時にソシャゲのプレーヤーキャラ】、普段みんながお茶会してる部屋の主。彼はアシュラムの外から来た者でアシュラムの中の規則に縛られない、やがてアシュラムにも世界にも大きく変革をもたらしてくれると期待されている、これは5話の図書館でパウリナ様がアルスノトリアに言っていた。

カンタベリー修道院騎士団は大英帝国所属の異端審問官。カンタベリー修道院が「全的堕落」を認証しているのでカンタベリー修道院騎士団は異端者相手には全部厳しく処す。目下、異端者「聞くもの」と子供が連れ去られていると言われている「孤児院」を探している。【「孤児院」とはアシュラムの事】「聞くもの」には何度も敗れているらしい。最初の方のウォーニングシーンで騎士達は本を抱えた民間人を殺したり、異端の本や魔導書らしきものを焚書しているのが見られる。

カンタベリー修道院は西暦600年にローマからイギリス・カンタベリーにやってきてそれ以来イギリス国教の大司教が住む聖堂。イギリスの国王や女王が名目上国教のトップではあるが、実質の権利を持っているのはカンタベリー修道院の大司教。エリザベル女王崩御の時も式典を取り仕切った。また全的堕落とは人間は生まれながら堕落している罪人という古代・中世の宗教の思想。

騎士が異端者の貴族を追い詰め自殺された時、樹木園から逃げ出した青と黄色の鳥がアシュラムにたどり着き、それが色々あってピカトリクスの髪飾りになった。

5話でロンドンのトレンドや10話でロンドンの最新のマナーの話がでてきてペンタグラム達はマネしようとする。5話でロンドンの最近の情報を書いてある新聞を手に入れたいねってメルが話していたこと、6話で店番の子供が置いたリンゴの包み紙で新聞紙を手に入れたこと、それらは7話でピカトリクスの盛った髪の為の羽毛を取る話につながっているが、話の最後に新聞を再度調べたアブラメリンは記事にロングタイムアゴーつまり最新の髪型ではなくビクトリア朝期の髪型と知り、ピカトリクスに普段の髪型のほうがかわいいと言い放つ。

はじめてのおつかい回では緊急帰還の呪文でぎりぎり騎士から逃げ出せたけど、ペンタグラムたちの活躍は町人の間でブラウニーの仕業だと噂になっていて、騎士の兵隊が騎士団長フスにその話を耳打ちしたが、取るに足らない情報だと否定されている。

画面外で起きていて描写はされていないが、「聞くもの」もペンタグラム達も、大アルベール(小アルベールの姉)も何度も騎士と戦っているのは後半のお茶会のシーンでさりげなく話題になっている。

大アルベールはアシュラムの百戦錬磨のペンタグラム。その強さに一人だけ外界で行動する事を許されていて、普段は放浪している。6話でおつかいする時も大アルベールの話はでている。

大アルベール小アルベールは17~18世紀に仏蘭西で大流行した生活の実用書兼おまじまいの書。献身的なクリスチャンでもこの2冊は隠しもっていたという。

アルスノトリア達は何度か戦って全引き分けたとか、先生が課外授業が多いねとかの話がお茶会の中ででてきて、その時アブラメリンはああ、最近(騎士が)多いからなみたいな反応してる事から、先生の課外授業とは騎士との戦闘の可能性も匂わされている。

影猫ペルデラはアシュラムに防除の符で結界をしている。これのおかげでアシュラムは蟲や騎士から比較的安全に暮らしている。

1話2話9話?12話でアルスノトリアは監視塔で匂いを嗅ぎ、メルたちは体に紐を結んでアシュラムの塔を点検をするが、これは騎士たちや蟲を警戒している。結界で守られてはいるものの、蟲が入り込む事もあるみたいだ。蟲自体も下級生【プレップクラス】には危険だが、蟲の元には騎士がやって来るので、これは同時にペンタグラム達の最後を意味する。「騎士に出会ったら逃げましょう。勝てません。」
トリ達がおつかいでとってきたハーブや秘薬を使い、影猫ペルドラが防除の符を強化したおかげで、12話最後では次元の壁(?)によって紙一重でアルスノトリアと騎士達は隔てられた。

これはアルスノトリアが最後騎士が扉に手をかけた時に反応した事や、最期ソローさま【ソロモン王】が「外で何があろうとも、この子たちを守り教育したい」と言っている事からうかがえる。そして窓の外の天気の描写、ウォーニング回の空とアルスノトリアが窓から見てる空の違いなどからどうやらアシュラムと地上では時間の流れに差があるらしい事がわかる。

トリは1話ではジャム缶の蓋を開ける事ができなかったが、最終話ではひとりで開けれるようになった。メルとアブラメリンは7話あたりでスコーンのマーマレードやバターの拘りの塗り方で言い争っていたが、「今日だけは」自分のルールを曲げて違う塗り方を楽しんだ。そしてピカトリクスはいつもとは逆にアブラメリンを言葉でやりこめて、すねるアブラメリンを見つめてほほ笑んだ。合間の彼女たちの小さな成長、そんなお話。


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咲うアルスノトリアすんっ解説 あらすじ 1話 かたくて開かないジャムの蓋を開ける回 2話 虫が出たから掃除する回 3話 すんすんできなくなったからすんすんできる物を探す回 4話 夜間授業を受けるために珍しく夜更かしする回 5話 休日にかくれんぼしたり図書館でサンドイッチ食べたりす...